良いお話。 (2008.1.29)
今朝ご来店の、昔からの顧客Oさんから、今月初めに病床にあったお母様を亡くされたと聞く。癌で何度も入退院を繰り返されていたが、 亡くなる前の2ヶ月は自宅療養となり、最後は全く穏やかに逝かれたらしい。 この母子さん達は以前シェイクスピアの講座にもご一緒していた時期もあり、 病気になられて以来はもっぱらそのお母様のご様子はOさんの口を通して聞いていたのだが、80歳くらいか?ホントにしっかりした方だった。 文学への想いも強く、色んな本を生涯を通して読んでおられたようだった。
今日Oさんから聞いたお話の中で一番印象的だったのは、そのお母様が亡くなられる前、子供達全員を枕元に呼び、 「みんなに良くして貰ってホントに感謝している。有り難う。ただ、私は人間の死んでいく様をみんなに見せたかった。(浄土真宗だったか?) 仏教の教えの通り、無常なものだということを身をもってあなた達に教えたかった。」と言われたらしい。Oさんはそれを聞いて、「母が、 自分の考えていたことを言ってくれた」と感動し、妹さん達と手を取り合って泣いたという。
そういうことを言う方らしく遺言も出てきて、そこには、「自分の病気治療などにかかった費用はあそこのあれでまかなってくれ。 それで余った物は姉妹で分けて欲しい。もし足りなかったら、残念でした!」と書かれてあったという。いやあ~、参った! この期に及んでこのユーモア!、、、自分のことを考えて、おみっちゃん、こんな風に死ねるかなあ?
死に方は、生き方だ!








